佐川フィナンシャル／通販事業者向け決済代行を提供開始

佐川急便グループの佐川フィナンシャルは、4月1日からインターネット上のクレジットカード決済、コンビニオンライン決済、コンビニ払込票決済を包括的に提供する「ネット決済サービス」を開始する。
ネット決済サービスは、通信販売事業の運営に欠かせない決済システムの提供、売上代金の収納代行を行うサービスで、荷物の配送を伴わないデジタルコンテンツの販売や役務の提供に対する決済も行うことができる。
インターネット上のクレジットカード支払いやコンビニエンスストアでの支払いなど、購入者の決済方式に対する多様なニーズに対応するとともに、事業者側の入金消込や精算などの代金収納に伴う業務を一括で行える。煩雑な決済業務を一元管理することで、通販事業者は本業の販売促進、商品開発などに専念することが可能になる。
サービス提供は4月1日からで、3月3日から申し込みを受け付ける。
この新サービス提供開始を機に、佐川フィナンシャルは事業ドメインを運送付帯事業から決済代行事業にシフトする。今後は、ショップ運営の経営効率向上をフルサポートするために「通販事業者に決済プラットフォームを提供することを事業の中核に据え、各種サービスを順次メニューに追加し、資金と情報の流れを把握・管理可能なインフラを提供する、販売者と消費者をシームレスに結ぶ企業」への進化を目指す。
まず、第一ステップとして、荷物の配送を伴わないデジタルコンテンツの販売やサービスの提供などに対する決済サービスを開始。これにより物販から役務までの決済ニーズに対応できる総合決済代行事業者としてのベースを築き、佐川フィナンシャル独自の新たな事業領域の創造に向けて本格稼動する、としている。