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日立/デカルトと協業合意、国際貨物トラッキングをSaaS型で提供開始

2008年03月05日/IT・機器

日立製作所は3月3日、デカルトシステムズジャパンとの間で、グローバル貨物トラッキングサービスで協業することに合意、同日から提供を開始した。
日立がデカルトのグローバルで実績のあるサプライチェーン可視化システム「Visibility」を採用し、海外で事業を行っている企業向けに、グローバル、部門間にまたがる物流サービス情報の可視化を実現するサービスとして、「グローバル物流プロセス可視化ソリューション」を、SaaS型サービスの形態で提供する。
グローバル物流プロセス可視化ソリューションは、グローバルに展開された物流プロセスや情報を一元管理し、物流情報の可視化、最適化を実現。また、サプライチェーンパフォーマンスの最適化を図り、物流コスト削減、流通在庫の圧縮も可能にする。
サプライチェーンの計画ではなく実行にフォーカスし、社外、社内を含めた物流トラッキング情報をリアルタイムに可視化するとともに、共通のプラットフォームで物流情報を顧客、物流パートナー、サプライヤーと共有し、一元的に運用することで高度な情報リテラシーを実現、業務実行レベルで、グループ企業部門間業務連携を効率化する。
また、可視化により問題がおきる度にすばやく最適な対策を講じることが可能で、物流機会損失を回避し、業務価値の向上につなげる。経営戦略レベルで、グローバルサプライチェーンを対象に定期的に計画と実績管理を行い、ボトルネックや問題点を把握し、パートナーとともにバリューチェーン改善を支援する。
これまでサプライチェーン関連のシステムの多くは、自社でシステム開発・運用・所有する形態だったが、システム構築・開発コスト、運用のコスト、物流パートナーとの連携のノウハウなどの課題に直面することで「サプライチェーンの可視化の検討・実現が先送りされていた」としている。
両社は、こうした課題を抱えているグローバル展開の企業に対して、デカルトの「Visibility」基盤を用い、プロトタイプ評価からパイロット運用、本番展開運用のアプローチを加え、より実現しやすい導入手法を用いて、最適なソリューション提供に努める。
問い合わせ先
日立製作所 情報・通信グループ
グローバルソリューション統括本部
東京都品川区南大井六丁目27-18 日立大森第二別館
TEL03-5471-8943

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