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双日/モザンビーク初のチップ輸出基地建設

2008年03月11日/物流施設

双日は、南アフリカ共和国の企業と共同で、モザンビークに製紙原料となる木材チップの加工・輸出を行う合弁会社を設立し、アフリカ地域での植林事業に参入する。
モザンビークにチップ加工工場が建設されるのは初めてのことで、チップの原料となる原木は隣国の南アフリカ共和国で植林地を買収し確保し、植林地の運営からチップの輸出までの一貫事業を手掛けるプロジェクトの総事業費は約27億円で、双日はそのうち約15億円を負担する。
双日は、南アフリカ共和国の企業で、原木販売を行うSAFIND社(SAFIND Forest Products(Pty)Ltd.)とHWJ社(HWJ Wood Chips(Pty)Ltd.)と共同で取り組む。
三社は、2008年3月中にモザンビークの南端に位置するマプト市に、チップの加工・輸出を行うマプト・ウッドチップス社(Maputo Woodchips,Lda./MWC社)を設立する。MWC社の資本金は約3億円で、双日が40%、SAFIND社が30%、HWJ社が30%を出資し、2008年8月にチップ加工工場を稼働し、10月末には日本製紙向けの輸出を開始する。
さらに、三社は、チップ原料確保のため隣国の南アフリカ共和国に植林事業行う双日フォレスト・マネジメント社(Sojitz Forest Management(Pty)Ltd./SFM社)を設立する。
SFM社の資本金は約5億円で、双日が65%、SAFIND社が17.5%、HWJ社が17.5%を出資。SFM社は、南アフリカ共和国北東部のムプマランガ州にある約1万ヘクタールのユーカリ植林地を買収し、管理、伐採、再植林を行い、チップ加工・輸出を行うMWC社に安定的かつ持続的な原料の供給を行い、2008年内にFSC森林認証を取得すべく所定の手続きを行っている。

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