中国は10日、上海港-米国サバンナ港間に世界初の「コンテナ電子タグ」国際航路を開通させた。これは、コンテナにインテリジェンス電子タグを取り付けたもので、モデル航路となる。
同航路は、電子タグを通じてコンテナに対する全行程でのリアルタイムなオンラインコントロールを実施するもので、コンテナ物流チェーンの全てのポイントにおいて、システムサイト上で物流情報を随時チェックすることが可能となる。
コンテナ運輸はグローバル性を有しているため、現在、コンテナを利用した密航や密輸、テロ事件といった行為が、各国の経済や社会の安全に深刻な影響を及ぼしている。このため、コンテナ物流の全行程でリアルタイムのオンラインコントロールを行うことが、さらに重要となっている。また、コンテナは海上運輸の周期が長いため、貨物運輸と保管における多くの部分で食品の安全問題が起こりやすいため、食品の物流過程の安全監督の強化も議事日程に挙げられている。
紹介によると、上海港とサバンナ港は、昨年11月から今年1月にかけ3回に分けて「ポート・ツー・ポート」「ドア・ツー・ドア」の2つのプロセスにおける実船テストを実施している。テストの結果、システムの運行は正常で、コンテナと貨物などのデータはいずれも電子タグに正確に入力することができ、入力されたデータは無線LANを通じてデータセンターへ送られ、合法と非合法に開かれたコンテナの時間と地点は、いずれも正確に記録されており、システムサイトにリアルタイムで表示された。(日中経済通信)
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中国、中米間に世界初の「コンテナ電子タグ」国際航路を開通
2008年03月12日/国際
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