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トクヤマ/物流本部機能を物流子会社に移管・統合

2008年03月12日/SCM・経営

トクヤマは3月11日、物流業務を強化するため4月1日付で、100%物流子会社のトクヤマロジスティクスに物流業務を移管、統合すると発表した。
事業競争力を強化するためには「総コストで構成比率が大きい物流コストを合理化していくことが一つの命題」とし、「物流サービスの向上」「物流工程における安全管理」も企業競争力や企業評価につながる大きな要素となったと判断。
こうした背景に加え、燃料油の高騰、輸送力の大半を担う内航海運業の需給タイトも課題となっていたことから、物流業務の専門人材を投入し物流競争力の強化を図っていくことを検討してきた。
この結果、物流業務を担当してきた業財務部門物流グループの機能をトクヤマロジスティクスへ移管、統合するもの。
トクヤマロジスティクスは1963年に設立、今回の改変に伴いトクヤマの物流本部の機能を持つ物流事業会社に転換する。物流グループのスタッフを統合することにより、ライン、スタッフを一体化した組織として、物流業務、情報を一元管理してトクヤマの物流政策を推進する。物流事業会社としての位置付けを活かし、トクヤマの物流を補完するグループ企業物流、外販物流の取り込みも視野に入れる。
今回の移管、統合には徳山製造所での構内作業、特定部門の物流業務が含まれていないが、物流グループは「最低限の人員と機能を周南地区に残して残存する」として、将来的に「移管、統合の仕組み」を拡大させる計画。

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