LNEWSは、物流・ロジスティクス・SCM分野の最新ニュースを発信しています。





物流・ロジスティクス・SCM分野の最新ニュースを発信

日本オラクル/日本語対応完了、戦略物流支援アプリケーションの機能強化を発表

2008年03月19日/IT・機器

日本オラクルは3月18日、戦略物流を支援するアプリケーション「Oracle Transportation Management 5.5」(OTM、旧G-Log)の機能強化を発表した。
日本語対応とともに、オラクルの中堅企業向け業務アプリケーション「JD Edwards EnterpriseOne」の業務プロセスとの標準連携、分析機能の追加、標準Webサービスのアーキテクチャでほかのビジネスアプリケーションとのデータ連携を容易にした。
今後は大手製造業だけでなく、グローバルに物流を展開する中堅製造業などにも積極的にビジネス展開していく、としている。
「OTM」は、2005年11月にオラクル・コーポレーションが買収を完了したG-log(ジーログ)社のグローバルの輸送管理を支援するアプリケーション「G-Log」を機能強化し、2006年9月より「Oracle Transportation Management 5.5」としてオラクルから提供開始したもの。輸送手段、経路やコスト、配送物の移動や静止の状況、出荷時期や納期を、組織と拠点をまたがり統合管理することが可能。
これにより、企業は最適な物流計画と実行を行い、輸送費や在庫の削減、納期短縮によるサービスレベル向上、さらに輸出規制などコンプライアンス対応にも役立てることができる。
「Oracle Transportation Management 5.5」は4594万円(税込み)から提供し、プラットフォームはSolaris、HP-UX、AIX、Linux、Windows Serverに対応。対応ブラウザはIE6.0以上、Firefoxとなっている。
シリーズ製品群の中核である「Oracle Transportation Management」では、輸送オーダー管理、輸送タリフ(料金)管理、輸送進捗状況などのサプライチェーンイベント管理、業務処理自動化など物流業務全般を支援する機能を統合的に提供。
オプション製品機能として、①「Transportation Operational Planning」でバルクオーダー計画、輸送コンテナ容量シミュレーション、倉庫業務計画を支援する機能②「Transportation Cooperative Routing」で輸送経路やコストの計画支援や積載効率向上支援を行う機能③「Freight Payment, Billing and Claims」で輸送費支払、顧客への請求、クレーム管理を行う機能、
④「Logistics Inventory Visibility」で各拠点での在庫状況をリアルタイムに把握する機能⑤「Forwarding and Brokerage Operations」で見積管理、作業管理、混載管理やグローバルでの取引管理を行う機能⑥「Transportation Sourcing」で運送会社の入札準備や過去のビジネス実績を分析、運送会社との交渉支援、契約更新支援に関わる機能⑦「Fusion Transportation Intelligence」で平均輸送コストや所要日数などのKPI管理、パフォーマンス分析やレポーティング機能――をそれぞれ追加できる。

関連記事

IT・機器に関する最新ニュース

最新ニュース