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旭化成/タイに200億円投資

2008年03月21日/物流施設

旭化成の100%子会社の旭化成ケミカルズは、PTT Public Company Limited(タイ国バンコク市、以下:PTT社)と丸紅との合弁により、タイにアクリロニトリル(AN)とメチルメタクリレート(MMA)のプラントを建設する。
今回建設するANプラントは、世界で初めて開発したプロパン法AN製造プロセスを採用し、価格競争力のあるプロパンを主原料に使用することから低コストでANを製造することができる。
プロジェクトの総事業費は約7億5千万ドル(約800億円)で、うち半分はプロジェクトファイナンスで調達し、旭化成の投資額は約200億円となる。
AN、MMAの事業計画概要
AN事業計画
生産能力・製法:年産20万トン・プロパン法
立地:タイ国ラヨーン県・マプタプット工業区内
原料調達:プロパンはPTT社が供給、アンモニアは輸入
工期:2008年夏着工、2010年末稼動(予定)
製品販売:タイ国内は合弁会社が販売、タイ国外は旭化成が引取り販売
売上規模:約400億円(予定)
MMA事業計画
生産能力・製法:年産7万トン・ACH法
立地:ANプラントと同様
原料調達:アセトンはPTT関係会社のPTTフェノール社から調達
工期:ANプラントと同様
製品販売:ASEAN地域は合弁会社が販売、ASEAN以外は旭化成が引取り販売
売上規模:約180億円(予定)※硫安(年産16万トン)販売を含む

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