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センコー/カザフスタン国鉄子会社と提携

2008年03月26日/国際

センコーは3月25日、カザフスタン国鉄の100%出資会社・カズトランスサービス(KTS)との間で業務提携を結ぶと発表した。同日、大阪でナグマーノフ・カジムラート・イブラエビッチ カザフスタン国有鉄道第一副総裁の立会いの下、業務提携基本合意書を締結した。
KTSはカザフスタン国内のコンテナ鉄道輸送、カザフスタン経由第三国へのコンテナ鉄道輸送のすべてを管理運営しているカザフスタン国鉄100%出資の子会社。センコーはKTSと互いの強みと経営資源を活用しあい、日本-カザフスタン間、日本とカザフスタン経由第三国との間の輸出入増大に備えるためのコンテナ一貫輸送システムを構築する。
今後、カザフスタンから日本へは資源を中心とした輸入の増大が想定されているが、現在の貨物は中国沿岸渡しとなっており、日本への一貫輸送システムが存在しない。今回の提携で、日本への輸入増大への対応、輸送日数の短縮、物流品質の向上を図る狙い。
また、現在の海上ルート、シベリアランドブリッジルートに加え、ロシア西部への第三のルートとして、チャイナランドブリッジを利用したカザフスタン経由の新ルートを提供する。従来ルートに比べて輸送日数の短縮も狙っている。
このほか、センコーでは「ユーラシア大陸の中心に位置するカザフスタンは、紀元前より東西交易路の中心だった。今回のシステムはこの東西交易路の復活、すなわちカザフスタンを中継点とする、日本、中央アジア、西南アジア、東欧諸国との東西交易路、”21世紀のシルクロード”構築の足がかりにすることを狙っている」としている。
両社は協力関係の促進に向け、必要な作業、駐在員の相互派遣など人員交流も積極的に行う。

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