日立電線／ベトナムに新会社設立

日立電線は、ベトナムに電子機器用電線・配線部品の製造会社を設立し、2009年5月に営業開始する。総投資額は18億円程度となる見込み。
グループにおける電子機器用電線・配線部品の海外事業は、海外拠点9社のうち、中国に4社、東南アジア地区に3社が所在し、この二つの地域が中心となっているが、今後、東南アジア地区の既存拠点は全て中規模工場であり、需要の確実な取り込み、生産効率向上とリスク分散などの見地から、同地区においても大規模量産拠点を設立することが必要となっていた。
ベトナムでは、2007年9月に首都ハノイ市に駐在事務所を開設し、市場調査、情報収集活動等を積極的に行っており、新会社では早期の量産立ち上げを図り、日本・東南アジア・中国のアジア地域を中心に製品を供給する。
また初年度（2009年度）売上高は10億円程度の予定だが、将来的には年間売上高100億円程度にまで拡大を見込んでいる。
新会社の概要
商号：HitachiCableVietnamCo.,Ltd.
所在地：ベトナムハイズン省（タン・チュン工業区内）
設立年月日：2008年3月21日（投資許可証取得日）
主な事業内容：電子機器用電線及び配線部品の製造及び販売
決算期：毎年12月
従業員数：約500人（2009年末予定）
資本金：12百万US＄
総資産：約20百万US＄（2009年末予定）
売上高：約10百万US＄（2009年度目標）
出資比率：日立電線（株）85％、日立電線ファインテック（株）15％