日立電線は7月27日、太陽電池モジュールの導体に使用され、太陽電池のセル間を連結するPVワイヤー「NoWarp」の製造設備をマレーシアのHitachi Cable (Johor) Sdn. Bhd. 内に導入し、8月より本格稼動することを決めた。設備投資額は約5億円。
製造設備の新設は世界各地で太陽電池モジュールの生産が活発化したことによるoWarpの需要増大に対応するためで、マレーシアの設備は日立電線ファインテック、日立電線(蘇州)有限公司に続く3か所目となる。
日立電線は、今後も新製品開発力や生産能力を強化し、NoWarpなど太陽電池向け配線材の売上高を2009年度の約40億円から、2012年度には90億円に拡大することを目指す。
