遠州トラック／08年3月期、中国・上海法人が好調

遠州トラックが5月12日に発表した2008年3月期連結決算は、売上高189億円（前期比6.9％増）、営業利益11億円（2.3％増）、経常利益11億円（0.5％減）、最終利益5億円（86.6％増）となった。
輸送、倉庫保管効率の改善に向けた大型倉庫の開設、既存荷主のシェア拡大、親会社である住友倉庫との協業による海外貨物の取扱拡大など、営業の強化に注力するとともに、エコドライブ、効率配送・効率保管等の推進により原価上昇の吸収に取り組んだ。
関連子会社4社も「概ね安定した業績」をあげ、特に上海遠州物流有限公司の業績が寄与した。
今期は、既に竣工している掛川倉庫（静岡県掛川市）や商品配送センター（静岡県藤枝市）がフル稼働になるほか、引き続き関連子会社が増収基調であることから、売上高は初の200億円台である202億円を見込む。