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遠州トラック/家電品伸び悩みで減益、通期見通しを下方修正

2008年08月11日/決算

遠州トラックの2009年3月期第1四半期決算は、売上高48億3400万円(4.6%増)、営業利益2億1800万円(32.8%減)、経常利益1億8800万円(29.8%減)、当期利益6900万円(60.2%減)と増収減益となった。

減益理由は、燃料価格の高騰と運賃水準の低迷と12月開設の掛川倉庫(静岡県掛川市)や藤枝配送センター(静岡県藤枝市)のフル稼働や全社的に効率配送・効率保管の推進に努めたなどの好要因もあったものの、昨年好調だった家電製品の取扱いが予想以上に減少したことなどが響いた。

部門別の概況では、物流事業の売上高は47億8000万円(5.7%増)と増収で、輸送部門が32億4300万円(6.9%増)、倉庫部門が15億3600万円(3.2%増)。

通期では.物流事業の主力取扱商品である家電や家具の減少傾向が予測より大きいことが懸念材料。また、周辺倉庫の保管貨物の集約化のため開設した掛川倉庫など、倉庫部門も取扱量が低水準で推移している模様。利益面でも、保管料の予想以上に下落したこと、燃油サーチャージの導入の遅れなど、今期は膨らんだ営業原価を吸収し切れないと予測。

通期見通しは、売上高193億円(当初予測より4.5%減)、営業利益10億6000万円(22.6%減)、経常利益9億6000万円(22.6%減)、当期利益4億8000万円(27.3%減)と5月12日の発表から下方修正した。

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