住友倉庫／08年3月期、営業益14.8％増

住友倉庫が5月12日に発表した2008年3月期連結決算は、売上高1377億円（前期比13.3％増）、営業利益84億円（14.8％増）、経常利益91億円（12.7％増）、最終利益52億円（0.4％増）となった。
国内物流事業は、07年4月に千葉県浦安市で大型配送センター、8月には横浜市中区に新設した倉庫が営業を開始。また、07年8月に埼玉県羽生市で第三期倉庫が稼働し、文書保管など情報記録媒体の取扱いを中核とするアーカイブ事業の引受け体制を強化した。
港湾運送は、アジア航路の取扱い拡大、新規業務獲得に注力した。
海外では、サウジアラビアで石油化学プラントの構内物流業務、石化製品の輸出業務などを受託、07年8月に現地資本との合弁会社を設立し、日系物流事業者として初めてサウジアラビアへの本格進出を果たした。
中国では、上海で新倉庫建設を進め、配送センター業務の誘致に向けた営業活動を強化するなど、グループ海外ネットワークの拡充に注力した。