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三洋電機ロジスティクス/08年3月期、グループ向け売上比率50%以下を達成

2008年04月25日/決算

三洋電機ロジスティクスが4月24日に発表した2008年3月期連結決算は、売上高381.9億円(前期比13.7%減)、営業利益16.9億円(0.9%減)、経常利益18.1億円(1.6%増)、当期純利益9.6億円(2.9%増)となった。期末の連結売上高に占める、三洋グループ向けの割合は43.6%となり、目標としてきた50%以下を達成した。
07年度は、マーケット分野別営業政策のもと事業単位ごとの経営資源配分に注力し、既存顧客との取引拡大をベースとして首都圏向け営業強化による取引拡大、宅配・設置事業の新規取引拡大、新規外販営業の強化による国内一般物流事業の再構築、国際物流事業の収益構造改革に伴う会計処理変更、機械設備導入による倉庫内作業の合理化など収益の確保に向けた施策を推進。
経営推進体制も、内部統制システムの着実な運用による健全で透明な経営管理システムを確立するため、企業が担う社会的責任を認識し法令遵守を徹底するとともに定期的な教育と啓蒙で、グループ全般の底上げを進めた。
業績は、売上高が国際物流事業の営業収益から商流部分(商品代金)を除外する会計処理に変更したことから、前期比13.7%減少。利益面では主力内販物流事業の縮小、外販営業強化による新規顧客向け先行投資、家電量販店の再編によるセンター移管費用、外注人件費、再保管費の増加、役員退職慰労金の引当処理などの利益圧縮要因はあるものの、流通系との物流取引拡大、情報システム投資を中心とする減価償却費の減少、国際物流事業の原価低減が寄与し、営業利益で0.9%増加した。

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