福山通運／08年3月期、輸送ネットワーク拡充に注力

福山通運が5月14日に発表した2008年3月期連結決算は、売上高2538億円（前期比0.8％減）、営業利益58億円（6.2％増）、経常利益66億円（7.6％増）、当期純利益48億円（前期は24億円の赤字）となった。
主力の企業間物流で、翌日配達への高い顧客ニーズに対応するため、全国の集配拠点を効率的に結ぶ輸送ネットワークの整備・拡充に取り組んだ。商業小口荷物をその中心に据えた展開を行う中、新たな運賃の届出を行って適用を進めるとともに、不採算荷物からの撤退を含め「適正な運賃、重量の収受」に注力した。
また、年々減少傾向にある国内貨物輸送量と同業者間競争の激化を見据え、国際物流への対応をこれまで以上に強化。特に中国、東南アジア諸国に注力した。