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セイノーHD/08年3月期、燃料高騰響き利益圧迫

2008年05月15日/決算

セイノーホールディングスが5月14日に発表した2008年3月期連結決算は、売上高4519億円(前期比0.6%増)、営業利益99億円(9.1%減)、経常利益163億円(3.6%減)、当期純利益60億円(31.6%減)となった。主力の輸送事業で燃料高騰が響き、利益を圧迫した。
07年度は経営資源の共有、重複する間接業務の集約、グループを超えた運行システム、営業エリアの見直しなどを行ない、組織のスリム化と経営の効率化を図った。
輸送事業では「商業小口路線混載事業」と「ロジスティクス事業」を核として、商業小口貨物(BtoB)で適正運賃収受の推進、新規荷主の獲得・既存荷主のシェアアップ、時間提供商品の拡販、ロジスティクス事業で3PL事業の強力な推進、SCM支援を目的とした提案型営業などを展開した。
特に時間提供商品は「スーパー9・10」「カンガルー○超特急便」「JITBOXチャーター便」に加え、「New ビジネス便」を販売。環境問題や個人情報保護法などの課題を捉え、GPSを装着した機密書類回収ボックス便を開発、発売した。
また、グループ最大規模となる市川物流センター(市川市)をオープンさせ、西濃シェンカー社と営業・業務などでコラボレーションすることにより、外資系企業向けのロジスティクス事業への取り組みを拡大した。
海外戦略では、国内営業ネットワークから発生する輸出入貨物の拡販を推進するため、海外事業部を新設し、国際物流事業の強化を図った。

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