東洋ゴム工業／北米生産強化、アジアにも新タイヤ工場

東洋ゴム工業は、タイヤ事業のグローバル供給体制強化に向けた取り組みとして、北米タイヤ工場「Toyo Tire North America Manufacturing Inc.（以下：TNA）」の次期生産能力増強とアジアにおけるタイヤ新工場建設の計画を策定した。
TNAは乗用車・ライトトラック用タイヤの生産工場として、2006年3月より本格稼動しているが、生産能力増強（第3期）が必要と判断し、総投資額は約280億円を予定している。これにより2008年度と比べて、2010年度には年間約240万本、2011年度には年間約320万本の増産を目指す。
さらに、アジアにおいて新たなタイヤ工場を建設し、アジアを含む全世界市場向けの輸出拠点として、タイヤ事業の更なる成長とコスト競争力強化を支える。
建設地はアジア各地より選定し2010年度中の完成を目指し、総投資額は約240億円を見込んでおり、これにより乗用車用タイヤを中心に2011年度には年間約400万本の生産を実現する。