LNEWSは、物流・ロジスティクス・SCM分野の最新ニュースを発信しています。





物流・ロジスティクス・SCM分野の最新ニュースを発信

EMCジャパン/成田に物流センター開設、リードタイム大幅に短縮

2008年05月29日/物流施設

EMCジャパンは5月28日、「サプライ・チェーン・ロジスティクス・センター(以下:SCLC)」を、DHLサプライ・チェーンと日本通運と協業し、6月1日に成田に開設すると発表した。
SCLCの開設により、製品の出荷から納品までに要する時間を短縮し、基本製品を常時在庫するため、顧客のニーズにあわせた製品構成が可能となり、柔軟に提供できるようになる。従来は、日本のパートナーや顧客向けの製品は、アイルランドから出荷、納品されていた。
EMCジャパンは、パートナーを通じたビジネスを強化するため、パートナー・サポート・センター(PSC)を強化し、パートナーによる積極的な案件登録を推進したり、パートナーの発注と製品構成をサポートするオンライン・サポート・ツール「CxP(チャネル・エクスプレス)」の日本語化を完成する取り組みを実施してきた。
その結果、2007年よりパートナー案件登録を通じた実績が4四半期連続の50%売上増を達成し、今回のSCLCが成田に開設で、日本国内サプライ・チェーンを完備することになり、受注から出荷までのリードタイムを最短で24時間にまで対応できるようになる。
SCLCの開設は、パートナー・ビジネス強化と中小企業向け販売獲得など新規ビジネス獲得に向けた取り組みの一環で、今後のビジネス拡大に向けた重要な布石となる。
SCLCは、千葉県成田市にあるDHL成田物流センター内(千葉県成田市南三里塚78-7AMB成田エアカーゴセンター内)に開設され、延べ床面積は、1,500平方フィート(約135平方メートル)で開始するが、すでに増設用スペースも確保し、出荷の伸びに伴い、柔軟に拡張する。
パートナーが東京近郊に集中しているため、成田というロケーションは戦略的にも有利で、製品の成田への輸送および組み立て、倉庫管理は、DHLサプライ・チェーンが行い、国内の配送は、日本通運が行う。
受注と在庫をSCLCに一元化することで、柔軟で迅速な顧客対応と、サプライ・チェーンの効率化、パートナー向けサービスの強化が実現し、製品のオーダーから納品までの時間について、最短で翌日の出荷が可能となり、納入までの期間も約1週間と大幅に短縮できる。

関連記事

物流施設に関する最新ニュース

最新ニュース