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アサヒ、ニッカ/原材料・半製品在庫の見える化と業務プロセス統合

2008年05月29日/SCM・経営

アサヒビールは5月28日、ビール9工場とニッカウヰスキーの国内7工場で「需給計画・生産計画」「原材料調達・購買」「生産・原価」「品質管理」の分野で業務の効率化を実現する製造部門の情報を一元化した「トータルプロダクションシステム」の構築を推し進めると発表した。
ことし1月に、アサヒビールとニッカウヰスキーのシステム統合を完了し、製造列毎の製品製造原価計算、生産管理帳票と酒税帳簿の書式統一化、発注業務削減と資材在庫圧縮などの実現、生産系システムのマスターコード体系の統一と共有化、1データを複数システムで活用することによる業務簡素化の実現、多品種生産に向けたシステムを開発し、ことし5月より本格展開していた。
今回のシステムは、両社がそれぞれ有するビール類と洋酒類や焼酎類の生産技術などのものづくりに関する考え方を融合し、業務プロセスを統合・確立するとともに、一つの工場で異なる酒類製造の実現を可能とするシステム。
今回のシステム構築により、トレーサビリティ強化と生産工程における業務の効率化やコストダウンを実現する。
さらに、システム構築の一環として、発注業務削減と資材在庫圧縮について、生産計画の変更が生じた場合、これまで資材の調達量を再計算し資材の納入計画を更新し資材メーカーへ発注していた業務プロセスから、製造計画と連動した資材所要量の自動計算機能を構築したことで、資材メーカーへの発注業務作業量が大幅に削減するとともに資材在庫の圧縮も実現した。

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