スーパーのバローは、4月23日開店する「バロー師勝店」（愛知・北名古屋市）で、ジャスト・イン・タイム納品を採用し、物流の最適化を図る。
新店舗は「エブリデーロープライス」（EDLP）を価格政策の基本に据えた初の店舗。同市の中心部に位置し、周辺2万9000世帯、7万9000人を商圏として想定している。
EDLP実現に向けて、チラシ特売を廃止するほか、店内作業の最適化を図る。具体的には、従来部門単位で管理されていた店内作業を、商品補充や加工など、作業の性格や質によって再構成し、店内全体の作業効率の最適化を目指す。店内作業の最適化のために、自社物流を活用したジャスト・イン・タイム納品を実現する。商品補充のタイミングに合わせて商品を納品したり、商品加工の時間に合わせるなど、オペレーションと納品の連動を図る。
今回のシステムは、プロジェクトを立ち上げて半年前後で構築した。新店舗はEDLPの実験店舗としての位置づけのため、開店後のコストダウン実績値や粗利益などの数値を吟味して、今回のシステム導入拡大を検討する考えだ。
