村田製作所／RFIDタグ対応の高周波応用部品を商品化

村田製作所は5月29日、RFIDタグを簡単に実現できる高周波応用部品「マジックストラップ」の商品化を発表した。
マジックストラップは、村田製作所の高周波フィルタ技術を応用展開した製品で、多層技術を用いLCフィルタやコイルなどを内蔵する高周波デバイス。
現在主流となっているRFIDソリューションのように、ICを直接アンテナに搭載するのではなく、フィルタ機能を保有するマジックストラップにICを内蔵することで、実装コスト、インピーダンス設計などの課題を解決し、RFID機能の導入を容易にすることができる。
読取可能距離は10センチメートル幅の物流タグ、プリント基板への搭載時で約5メートルで、電子機器のライフサイクル管理、工程履歴管理、物流管理などでの利用を想定している。
同社では、7月から月産200万個、将来的には1000万個を生産する。サンプル価格は100個発注の場合で、1個につき50円。