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石川島建機/10万点在庫管理に音声主導型物流業務システム導入

2008年06月10日/IT・機器

物流向け音声主導型業務システムを提供するヴォコレクトジャパンは6月9日、石川島建機がヴォコレクトの音声ソリューションを活用した倉庫管理業務システム「Vocollect Voice(ヴォコレクトボイス)」の採用を決め、今夏の稼働開始を目標に導入作業をスタートさせたと発表した。
石川島建機は、クレーン、ショベルカー、キャリアーなどの大型建設機械などを製造し、日本国内の他、欧米、アジア各国に向け広く販売活動を展開。保守部品点数は10万点以上で、事業の拡大に伴い部品倉庫での入出庫作業と管理コストが拡大していた。
また「ベテラン社員の高齢化とともに、今後はシルバー雇用やパートタイム雇用によって労働力を確保していく必要性が出てくるという点も大きな課題となっていた」という。
そこで石川島建機では2007年から、将来に向けた部品管理業務のより一層の効率化、人材を即戦力として活用するための業務プロセス体系化を目指した対策の検討に入り、音声認識を活用した倉庫管理業務システム「Vocollect Voice」の採用を決めたもの。
「Vocollect Voice」は伝票やハンディスキャナーなどを用いず、”音声のみ”で全ての作業を実行できるため、取り扱う部品が大きい石川島建機では作業員の目と手が完全に自由になるこのシステムの導入が、今後のビジネス拡大に向けた効率化推進の条件になると判断した。
石川島建機では、このシステムを今夏にも稼働開始する予定で、次のステップとして検査部門から数千点の部品の品出しが必要な製造部門まで、音声による業務システム展開を検討する。

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