東芝／カザフスタン国営企業とサプライチェーン構築で協力体制拡大

東芝は6月20日、カザフスタンの国営企業・カザトムプロム社との間で、原子力産業分野における協力推進に関する覚書を締結したと発表した。
2007年4月に、日本、カザフスタン両国の政府間で締結された原子力エネルギー分野における戦略パートナーシップ協定の下、カザトムプロム社と互恵的協力関係の構築に向けた具体的な検討を進めるとともに、東芝によるカザトムプロム社が推進するウラン鉱山開発プロジェクトへの参画、同社のウェスチングハウス社への資本参加といった形で、両社の協力関係を深めていた。
今後、基本的な協力の枠組みをベースに、原子力に関連したベリリウム、タンタルなど素材の面でも協力の可能性の検討を進めていく。また、原子力発電所のコンポーネント製造、サプライチェーン構築でも両社協力体制を拡大していくことを検討する。