ジェネリック医薬品（後発医薬品)と一般用医薬品（大衆薬品)を製造販売している日医工が7月14日に発表した2008年11月期決算によると、3月から供用開始した西日本物流センター（神戸市）の稼動で全国的な物流体制がほぼ整備され、売上高は前期比15.8％増と拡大した。
西日本物流センターは、これまで日医工物流センター（富山県滑川市）が担当していた関西から九州、沖縄までの西日本地域をカバー。関東から以北の地域については2006年7月から東日本物流センター（埼玉県久喜市)が担当しており、西本物流センターの稼動で全国的な物流体制がほぼ整った。
後発医薬品について「卸への翌日までの配送100％」を目標に掲げる厚生労働省の「後発医薬品の安心使用促進プログラム」の措置に応えた取り組みであり、今後、西日本物流センターを本格的に稼動させ、グループ全体としての業容の拡大と信頼性、安定供給の向上に積極的に取り組んでいく考えである。
