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花王/ドライブレコーダー利用で5%燃費向上

2008年07月17日/CSR

花王は7月16日、2007年度の環境負荷削減の取り組み状況などを報告したCSRレポート2008を公表した。

2007年度の家庭用品の製造拠点から物流拠点までの輸送活動で、CO2排出量が9万4000トン、窒素酸化物(NOx)排出量が601トンだった。

物流段階での環境負荷削減に向け、効率的な物流システムの構築・運用、トラックなどによる輸送から環境負荷の少ない鉄道や船舶による輸送へ切り替えるモーダルシフト、他社との共同輸送などを取り組んでいる。

船舶、鉄道、トラックの3種類を合計した家庭用製品運搬時のCO2排出量は6万5711トン、工業用製品の排出量を1万5146トンだった。

2007年度は環境負荷低減のため、花王ロジスティクスの全小型車に導入したドライブレコーダーのデータを基に、エコ運転などの教育を実施することで前年度比5%の燃費向上を達成した。

また関連会社の花王ロジスティクスは、商品の運搬、配荷後に不用となったプラスチック類など容器包装のリサイクル、再資源化を実施している。

このほか、タンクローリーでの化学物質輸送時に、運送業者に緊急時の対応情報を書類などで提供し、運転手にイエローカードの携行を義務づけている。

2008年度の取り組みでは、生産技術部門・ロジスティクス部門は輸送エネルギー原単位を2007年度比で1%、2010年度には4%(対2006年度比)削減することを目標に掲げている。

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