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プロロジス/世界で施設開発加速、日本の稼働率97%以上

2008年07月28日/物流施設

来日中のジェフリー・H・シュワルツ、プロロジス世界本社会長兼CEOは7月25日、東京都千代田区の帝国ホテルで記者会見し、日本国内の91施設(総延床面積470万㎡)の稼働率が97%以上と世界でも高効率であることなどを明らかにした。

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<ジェフリー・H・シュワルツ、プロロジス世界本社会長兼CEO>

会見の中でシュワルツ会長は、日本国内で物流企業など62社と契約しており、このうち13社が複数の施設を利用するリピートカスタマーであること、2008年のプロロジスパークなどの所有・運営資産額が6836億円に達する見通しであることを説明した。この6836億円を2010年に1兆円規模に伸長させる。

また開発部門の関係者によると、現在国内施設の地域比率は関東が50%、関西30%、その他中部・東北などが20%となっている。同社は顧客のニーズ、所在状況などを勘案し、今後の施設開発もこの比率を保って推移すると見通している。

さらに、県央道の周辺地での開発や、同業他社の既存施設を買い取り、プロロジスパークにリニューアルすることも視野に入れ、開発が検討されている模様。

国内以外の動向では、今後韓国の仁川、釜山、ソウル周辺で施設開発に着手する予定。成長市場のインドでは、商業都市ムンバイーに近いプネにインド第1号となる施設を建設する予定。中長期的な見通しでは、ムンバイー、デリー周辺などでの建設も視野に入れているという。

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