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SAPジャパン、協和医科器械/SAPのBIでSaaS型医療材料分析サービス

2010年01月27日/IT・機器

SAPジャパンと、協和医科器械は1月27日、協和医科器械がSAPのBI(ビジネス・インテリジェンス)ソフトウェアを使ったSaaS型医療材料分析サービスmeccul(メッカル)の提供を本格的に開始すると発表した。

協和医科器械は、静岡県を中心に東海と首都圏地域の医療機関向けに医療機器・材料を販売している。

メッカルは、協和医科機器が所有する医療材料の商品データベースについて、SAPの最新BIソリューションであるSAP BusinessObjects Explorer(エスエイピー ビジネスオブジェクツ エクスプローラー)を使って瞬時に分析できるサービスをSaaS形式で医療機関に提供する。病院などの医療機関は、コストの約15%を占めるといわれる医療材料費の購買コストの最適化と経営の可視化を実現する。

院外処方や、ジェネリック医薬品、DPC(診断群分類包括評価制度)などの導入により薬剤費のコストが抑制される一方、医療材料の高機能高単価化と手術件数の増加により医療材料費の購買コストは高まる傾向にあり、医療機関におけるコスト削減は共通の経営課題となっている。

メッカルの導入を通じて、医療機関は各種ベンチマークにより医療材料費の他病院との比較や同種同効品分析などを客観的なデータをもとにみずから行うことが可能となり、最大で約10%のコスト削減が期待できる。現在、メッカルは国内の17医療機関で導入されている。

メッカルは、SAPが提供する最新のBI機能を活用し、分かりやすいユーザーインターフェースにより、医療機関の購買業務を支援し、経営の可視化を促進する。SaaS型で提供されるサービスのため、短期間での導入が可能。

医療材料の購買分析を通じて、診療・治療内容や症例数の変化などをモニタリング・分析することができるほか、DPCを導入している病院では、入院や手術に関わるコストと収益を容易に把握することができるため、医療機関経営全体の可視化を促進できる。

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