エフピコが8月11日に発表した平成21年3月期第1四半期で、原材料費は、前期に受入れたPSの原料値上がり（9次）、PPと副資材の値上がりにより、前第1四半期に比べ5億4000万円の上昇となった。
また、費用の増加は、素材切替や製品の軽量化、今後の成長戦略を見据えた金型と生産設備投資などに加え、物流面における燃料費のさらなる上昇など、前第1四半期に比べ4億9000万円となっている。
一方、素材切替、製品の軽量化、製品値上げ、新製品投入、生産・物流面での社内合理化等による利益改善額は、前第1四半期に比べ8億円となった。
通期見通しでも大幅な原材料値上がりとその他原材料の追加値上がりは、グループにおいて年間80億円にもおよぶ原材料費上昇の影響が予想され、物流面における燃料費のさらなる上昇と合わせたコスト増加は、企業努力のスピードを大幅に超えるもので、前期に引き続き製品値上げの発表を行ったとしている。
