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タスコシステム/収益性の確保へ、自社物流機能を強化

2008年09月02日/SCM・経営

タスコシステムが8月29日に発表した2008年12月期中間決算によると、物流事業における売上高(各セグメント間の内部売上高を含む)は、13億0700万円(前年同期比33.7%減)、営業損失は1億3500万円となった。

同社グループでは、FC加盟先を中心に新規出店を継続して行っていく予定だが、新規出店の際には物流メリット、競合店の状況、物件の賃料、商圏などを総合的に勘案して出店を決めるため、条件に合う物件が見当たらず、当初の出店計画を達成することができないため、グループ業績と財務状況に悪影響を及ぼす可能性があるとしている。

今後の対処すべき課題としては、直営店舗の売上高と収益性を確保するため、2006年から子会社のTASCOキャピタルに委託している自社物流機能を一層強化し、食材原価の低減を図るなど、これまで各ブランドで個別に行っていた投資基準を投資の効率・回収期間を重視した客観性の高い全社統一の指標に変更し、採算性を重視した事業の展開をスピーディーに行っていく。

一方、付加事業の立ち上げとして、TASCOキャピタルに委託している自社物流事業を活用し、グループFC加盟先のうち、自社独自のブランドであっても飲食店を経営している企業へ物流購買機能を提供するなど、収益の多角化を図っていく。

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