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村田機械/次世代のピッキングシステム開発

2008年09月03日/IT・機器

村田機械は9月1日、RFIDを活用した次世代ロジスティクス・ソリューションのピッキング/アソートシステム、「ゆびキタスピッキング」システムを開発したと発表した。参考価格は1000~2000万円で、販売目標は1億円(2009年3月期)。

ゆびキタスピッキングは、熟練度の低い社員などが働く物流の現場を想定して開発したもので、WMSと連携したゆびキタスサーバーが、作業者が装着する小型マイク、ヘッドマウントディスプレイを通じピッキング/アソートの指示と作業実績の収集を行う。

<装着した「ゆびキタスピッキング」>
20080902murata.jpg

ピッキング作業者は、頭部にヘッドマウントディスプレイとマイクロホンアレイ、腕にRFID/バーコードリーダ、腰にウェアラブルPCをそれぞれ装着。作業者がマイクロホンアレイに音声で作業開始を宣言すると、ピッキング対象品の画像や品名・品番などの作業指示がヘッドマウントディスプレイに映し出される。

指示された商品をピッキングすると、RFID/バーコードリーダが自動検品を実施し合否判定の表示に基づき、音声で完了報告を行う。村田機械が社内で行った実証試験と試算では、導入した場合ピッキング/アソート業務を20-30%向上できるという。

9月9日から東京ビッグサイトで開催される、国際物流総合展2008に出展し、販売を開始する。

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