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音頭金属、ソーバル/ICタグで生産工程情報をリアルタイムに収集

2008年09月04日/IT・機器

音頭金属は9月3日、「RFID工程情報収集キット」を導入し、ICタグを使うことで今まで自動収集が困難だった生産工程ごとの開始時刻や終了時刻、担当者情報、生産設備情報などを作業者が意識することなく収集できる生産管理システムを実現したと発表した。

「RFID工程情報収集キット」は、ソーバルが開発した製造業向け工程情報収集システムとなっている。

このRFID工程情報収集キットは、RFIDリーダライタを制御し、ICタグの履歴情報をデータベースに蓄積するソフトウエアで、このキットを使うことでRFID機器を意識しないアプリケーションの開発を行うことができる。

また、パッシブタグ(HF帯、UHF帯)とアクティブタグの機器に対応しているため、利用用途に合わせたシステムの構築が可能となる。

同キットには、マスタ情報(担当者・製品・工程票・作業・設備など)の登録・変更機能、蓄積したデータを閲覧する簡易ビューア機能といった基本性能を保有している。

この機能を利用することで、システム開発期間の短縮化が期待できるほか、仮想的にリーダライタを動作させるデバッグ機能を利用することで、実機を必要とせず、効率的なアプリケーション開発を行うことができる。

従来では、実績情報の集計や記録についてはすべて手作業で行っており、書類へ記入された内容をもとに仕掛け品や工程進捗の管理を行っていたが、書類記入にかかる手間が製造業務を行う現場作業者の負担となり、正確でタイムリーな情報の取得は困難だった。

このため、作業者に負担をかけず、自動的に生産工程進捗の実績情報を取得するシステムを検討した結果、これまで製品の固体管理に使っていた番号付きのマグネットをICタグに置き換え、RFID工程情報収集キットを導入し、すでに稼動しているシステムと連携させることで、生産現場の運用を変えずにICタグの情報を工程進捗情報として取り扱うシステムを構築することができた。

具体的なメリットとしては、短期間にシステムを稼動させることができ、効率的な製造スケジュールの調整や人的リソースの配分調整が可能となった。

■問合せ先
ソーバル
第2営業グループ
担当:東谷(ひがしや)、森岡
TEL03-5482-1185

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