廃棄物焼却炉の大手タクマは9月8日、ベルトコンベアや物流システムを製造する子会社、セントラルコンベヤーの全株式をIHIに譲渡することを決定した。同日付でIHIと基本契約書を締結しており、11月下旬に発行済み株式20万株のタクマ保有分98.15%をIHIに譲渡する。
譲渡理由は、環境・エネルギー事業、民生熱エネルギー事業、海外事業の中核事業とのシナジー効果が小さいと判断したため。セントラルコンベヤーの業容拡大を図るためには新戦略が必要とされたため、物流システム事業を戦略事業としているIHIへの譲渡が最善策と判断。両社間で基本合意に至ったもの。