三機工業は9月5日、書類・封筒などの薄物を高速で仕分けする「キュービックソータ」を開発したと発表した。最小システム構成の価格は3000万円。
キュービックソータは、封筒やダイレクトメールなどをまとめて投入しても、自動的に搬送対象物を仕分ける。その際、認識用の文字がどこに印字されていても、光学文字認識システムで自動的に識別し、専用コンテナに搬送する。このシステムで識別できない場合のために、手で仕分けするシステムも標準装備した。
通常仕分け能力は9000～1万800個／時。仕分け棚が立体型のため、従来の仕分けスペースの半分程度しか場所をとらず、必要な間口分だけの仕分け作業が可能。仕分け部は上下・左右の2タイプを用意している。
9月12日まで東京ビッグサイトで開催されている国際物流総合展2008にデモ機を出展し、稼働状況を実演している。
