アイシン精機は9月16日、アセアン地域での生産拡大に対応するため、タイのブラチンブリ県に第2の生産拠点としてAISIN Thai Automotive Casting Co.,Ltd（以下：ATAC）を設立すると発表した。
ATACでは、12月からの工場の建設を開始し、2009年11月から生産を開始する。
同社では現在、タイのブラチンブリ県のSIAM AISIN Co.,Ltdで、アセアンへの供給拠点として、ブレーキ・車体・エンジン部品などの生産を行っているが、SIAM AISIN からエンジン部品事業を分離・独立し、新工場に移管していく。
将来的には、グループ会社であるアイシン・エーアイの現地法人が生産しているマニュアルミッションなどの駆動系部品のダイキャスト工程を含め、アルミ生産能力の増強を行い、アセアン地域での生産体制の強化を図る。
新会社の概要
社名：AISIN Thai Automotive Casting Co.,Ltd（略称：ATAC）
設立：2008年9月（予定）
所在地：タイ国ブラチンブリ県カビンブリ郡 カビンブリ工業団地内
資本金：16億8100万タイバーツ（約54億円相当）
出資比率：アイシン精機97％、豊通タイランド3％
社長：好永敏（現SIAM AISIN 副社長）
生産品目：自動車用エンジン部品（タイミングチェーンケース、ウォーターポンプ、オイルポンプ、インテークマニホールドなど）
従業員数：当初760名、1000名（2011年度見込み）
売上高：40億バーツ（2011年度目標 約128億円）
建屋など：敷地面積21万3700㎡、工場の延床面積5万㎡
