積水化学工業は9月16日、IT分野製品での事業拡大を図るため、滋賀県・びわ湖東部中核工業団地内に新たな生産拠点となる「多賀工場」を整備すると発表した。
現存する積水フィルム多賀事業所の工場棟に加え、第1期工事として新工場棟を建設し、投資額は約85億円で、2010年1月に竣工する。
IT分野製品での事業拡大を図るためには、テープ・フィルムを中心とした製品群においても主力生産拠点の立ち上げが必要となり、これまでIT分野製品の一部を生産してきた完全子会社の積水フィルムから、多賀事業所全体の移管を受け、10月1日から積水化学工業の直轄とし、IT分野での主力工場と位置づけることにした。
新工場棟の概要
所在地:滋賀県犬上郡多賀町大字四手字諏訪510-5(びわ湖東部中核工業団地内)
投資額:約85億円
延床面積:2万6000㎡(第1期分)
着工時期:2008年11月
竣工時期:2010年1月