キムラユニティーは9月26日、中国の子会社、天津木村進和物流有限公司(天津市)への増資と第2・第3倉庫の増設を決めた。天津拠点の主要顧客の事業拡大に伴う物流ニーズの増大に対応するためで、増設資金調達のため新たにトヨタ自動車(中国)投資からの投資を呼び込み、同社の天津拠点の事業参画も決定した。
今回の増資額は4000万元(邦貨換算約5億7000万円)で、引受額の内訳はキムラユニティーが3576万元(約5億800万円)、トヨタ自動車(中国)投資が398万元(約5600万円)、天津拠点に共同出資している進和が25万元(300万円)。増資後の出資比率はキムラユニティーが89.7%、進和が5.3%、トヨタ自動車(中国)投資が5.0%となる。
新設される第2・第3倉庫は天津市の第1倉庫隣接地に建設。土地面積は2棟合わせて約3万5000㎡(総敷地面積約9万2000 ㎡)で第2倉庫の延床面積は約1万7500㎡、第3倉庫は約1万7500㎡。その他附属棟で約5000㎡を占有する。第2・第3倉庫建設後第1倉庫も合わせた総倉庫面積は約7万㎡になる模様。
総事業費の内訳は地代が約1000万元(約1億5000万円)、建屋の建造費が約1億400万元(約15億6000万円)の見通し。両倉庫は2009年7月に完成予定で、この新設効果で2010年度の天津拠点の売上高は約7億円を見込んでいる。