プロロジスは10月1日、マルチテナント型大型物流施設「プロロジスパーク三郷2」を完成した。三井不動産などが開発を行っている、新三郷駅前の武蔵野操車場跡地再開発プロジェクト、新三郷ららシティ内に昨年11月から建設を進めていたもので、施設の約60％をヤマトロジスティクスが通信販売向けなどの物流拠点などとして使用。残りの40％部分については入居企業を募集している。総事業費140億円。
＜プロロジスパーク三郷2＞
プロロジスパーク三郷2の敷地面積は約3万614㎡、延床面積は6万1297㎡。 一部鉄骨造の鉄筋コンクリート造地上4階建て構造で、1フロアをAB区画に区切り、2社が利用できる。1階には南北両面に合計60の車両用バースを設置。また外壁に断熱性のの高い金属性断熱サンドイッチパネルを採用した。垂直搬送機・エレベータをそれぞれ6台ずつ装備し、1500×1500mmのパレットサイズにも対応している。施工はフジタが行った。
このほか太陽電池パネルを設置し、雨水利用システムの散水ポンプの電源として使用したほか、敷地内歩道に瓦廃材を再生利用したインターロッキングブロックを採用。環境配慮型の設計となっている。プロロジスは2010年の完成予定で、プロロジスパーク川島（比企郡川島町）のプロジェクトを進めているが、既存の埼玉県内の施設はほぼすべて入居企業が決まっているという。
「プロロジスパーク三郷2」概要
名称：プロロジスパーク三郷2
所在地：埼玉県三郷市新三郷ららシティ3-2-1
敷地面積：約30,614㎡（9,260坪）
延床面積：約61,297㎡（18,542坪）
構造：RC+S造地上4階建
着工：2007年11月
竣工：2008年9月末
