プロロジスは10月21日、ことし3月から建設を進めていた複数企業向けの大型物流施設｢プロロジスパーク岩沼1｣(宮城県岩沼市)を完成した。プロロジスパーク岩沼1は、岩沼臨空工業団地内に建設され、敷地面積は4万5704㎡ (1万3825坪)、計画延床面積は4万3836㎡ (1万3260坪)。鉄骨造2階建構造で、現在入居企業を募集している。
＜完成したプロロジスパーク岩沼1＞
プロロジスパーク岩沼1は、従来のプロロジスパーク同様接車、積み下ろしなどに配慮した設計となっており、1階に計92台のトラックバースを設置。倉庫内には荷物用エレベータ8台、垂直搬送機を16台設置備える。
マルチテナント型として設計されているため、最大8社（8 区画）までの利用が可能。1区画は約4300㎡（1300 坪）～5300㎡（1600 坪）の面積が確保され、区画ごとに独立した出入り口とオフィススペースを設けた。このほか走行可能な車路を整備するほか、トラックの待機スペースも十分に確保している。また、施設従業員のためのユーティリティとして、乗用車用駐車場、バイク置場、駐輪場も整備。宮城県内にとどまらず、東北地方全体への戦略的物流拠点としての利用が期待される。
なお、プロロジスは宮城県内の後続案件として、黒川郡富谷町にプロロジスパーク富谷2、今回のプロロジスパーク岩沼1の隣接地にプロロジスパーク岩沼2の開発計画を平行して進めている。
