しまむらが10月1日に発表した2009年2月期中間決算によると、生産から店頭までの国境を越えたトータルな物流の合理化を目指して進めている直接物流は、秦野、桶川、関ヶ原の3ヵ所の基幹商品センターにより海外からのコンテナ受け入れ体制の効率化を進めた結果、当期期間の入荷個数は前年同期比11.3％増の447万ケースで、全仕入れ高に占める割合は26.2％と拡大し、サプライヤーを含めた総合物流の合理化を進めた。
燃料費高騰による物流費の増加要因に対しては、日本を東西に分けた基幹商品センターへのコンテナ分割によって商品センター間の配送の減少に努め、国内基幹便の合理化と配送日数の短縮を進めた結果、荷物1個あたりの輸送単価は52.7円（3.1％減）、配送個数は3.0％増となり、引き続いて物流トータルの合理化を進めることができた。
