三菱ふそうトラック・バスは10月8日、「環境・社会報告書2008」を発表し、物流分野では、完成車輸送にトラックと船舶を組み合わせた効率的な複合輸送を推進するため、陸上輸送から海上輸送への切り替えを進めている。
また、小型トラックの陸上輸送の場合、従来の自走式から乗用車と同様な積載車輸送への切り替えや積載効率の向上、さらに帰り便で乗用車を積載するという輸送の効率化と輸送ルートの短縮化を進めている。
調達部品輸送における改善の推進では、従来の部品メーカーによる「送り込み式」の輸送から、同社の管理による「引き取り式」の輸送への転換を推進している。
「引き取り式」の輸送では、輸送ルートや車種の見直しを行い、ミルクランや共同輸送による輸送の効率化を進めている。
また、容器や荷姿にも着眼し、トラック内の積載率向上や容器内の充てん率の向上についても、改善効果を生み出している。
これまでは関東以北のエリアを対象に取り組んできたが、2008年度から関東以西のエリアにも対象を広げ、取り組みを継続し、拡大していく。
さらにエコドライブを推進し、梱包・包装資材の削減に取り組んでいるほか、産業用エンジンの完成品輸送についても帰り便の利用やモーダルシフトなどの改善を進めている。
