イオンは10月8日に発表した2009年2月期中間決算で、グループシナジーの追求として、前期に設立したイオントップバリュ、イオン商品調達、イオングローバルSCMの三機能会社に、商品や物流センターなどの資産を会社分割により承継したことで、より一層の商品調達の効率化、スケールメリットをいかしたコストの引下げを実現し、イオンの各事業会社の価格競争力、収益力向上に向け、本格的な稼動を開始したとしている。
とくに、ナショナルブランド商品も、イオン商品調達によるグループ企業の商品需要の集約と調達機能、イオングローバルSCMによるグループのサプライチェーンマネジメントと物流ネットワークの活用により、イオンだからできるお買い得価格で、価値ある商品を提供する「生活応援特価」を継続して実施したという。
なお、マックスバリュ東海は、静岡県浜松市を中心に14店舗の食品スーパーを展開するシーズンセレクトを連結子会社化し、商品展開・店舗運営における補完関係の構築、物流体制の効率化などに取り組み、競争力向上をはかった。
会社の対処すべき課題で、「トップバリュ」の開発、商品調達や物流などのグループ共通機能を担う機能会社の活用により、コスト削減を図ることで、価値ある商品をお値打ち価格で届けていくとしている。
