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ヤマトホールディングス/環境配慮総投資額は147億円

2008年10月15日/CSR

ヤマトホールディングスは、グループの安全面や環境面などの取り組みをまとめた「ヤマトグループCSR報告書2008」を発行した。環境負荷削減の取り組みでは、2007年度に低公害車8096台(うちハイブリッド車2459台)、リヤカー付き自転車の集配拠点であるサテライトセンター69店の設置(累計949店)、ロールボックスパレットのリサイクル率61.1%達成などが挙げられている。

主な環境保全コストは、モーダルシフト推進の倉庫貸借、エコドライブ運動推進の啓発活動などに121億1700万円、廃棄物処理、ロールボックスパレット再生などリサイクル関連に26億4800万円、CSR報告書発行などに600万円の計147億7100万円を投じた。

また、同年度の事業活動における燃料消費量は軽油1億5796万7000l、ガソリン833万5000Lなどを使用。事業活動全体のCO2排出量は47万2558トンに上った。

CO2排出削減の取り組みでは、関東~北海道など20区間で貨物ターミナル駅構内に倉庫を賃貸し、仕分け拠点に活用した。また、他企業とのコンテナの往復利用なども推進し、2007年度の取扱量は2006年度比117%となった。さらに、有明~苫小牧など4区間で船便も利用。同年度の取扱量は、一部利用航路が廃止されたため2006年度比91%にダウンした。ハイブリッド車の保有割合は全車両比で17.6%となり、今年度は2231台の導入を計画している。一方、ロールボックスパレットのリサイクル率は21万635本(48.8%増)と飛躍的に向上した。

各拠点別の取り組みでは、ヤマト運輸・秋田主管支店が秋田県環境対象(知事賞)を受賞したほか、新潟主管支店が2006年度に引き続き省エネ運動・エコドライブ部門で2年連続の1位を達成した。

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