日立化成工業は10月14日、北米での自動車用ディスクブレーキパットを中心とする自動車用部品の事業拡大を図るため、メキシコに新工場を建設すると発表した。
2009年6月から生産を開始し、順次、生産能力を増強していく。
事業拡大に向けては、北米地域に生産拠点を整備し、物流や品質管理面で顧客のニーズに着実に応えていくことが不可欠との判断に加えて、南米市場への展開を視野に入れ、新たにメキシコでの生産拠点の設立を決めた。
メキシコに生産拠点を設置し、短納期対応をはじめ、地域密着型の技術サービスを強化していく。
新工場の設置にあたっては、子会社を現地に設立する。
子会社の概要
社名：Hitachi Chemical Mexico S.A. de C.V.
所在地：メキシコ合衆国 ヌエボレオン州 モンテモレロス市工業団地内
資本金：1200万USドル
設立：2008年7月10日
出資者：日立化成工業99％、Hitachi Chemical Co.America,Ltd1％
従業員：約100人（予定）
事業内容：自動車用ブレーキ部品の製造と販売
投資額：約25億円
生産能力：年間1500万個（自動車用ディスクブレーキパット／2015年目標）
本格稼働：2009年6月（予定）
