ラディアホールディングスは10月14日、事業再建計画(中期経営計画)を策定し、これに伴う業務構造改革を実施すると発表した。
具体的には、事業会社の再編、希望退職者募集による人件費の削減、本社移転などを行い、事業会社の再編は、2009年1月から新体制に移行する。
国内中核事業である技術事業7社のうち、シーテック、CIT、ティエスティ、バンテクノを統合し、シーテック1社に集約し、技術事業を4社として再編する。
製造事業2社については、プレミアラインと技能育成センターを統合し、プレミアムライン1社に集約する。
事務、営業、人材紹介事業2社に関しては、プレミア・スタッフと、アドバンテージ・アソシエイツ・ジャパンを統合し、プレミア・スタッフ1社に集約する。
事業会社の統合に伴い、各地の営業所機能を集約する。これにより、国内グループの総営業所数は406拠点から、204拠点へ集約される。
なお、技術事業4社を統合した後のシーテックの売上規模は912億円となり、技術社員数は1万2722人となる。
これまで4社がそれぞれで分担していた研究、開発、設計、解析、実験、評価、生産など、技術に関わる領域を1社で網羅することが可能となり、顧客基盤と営業力を強化していく。
また、本社移転では、現在、本社機能として賃借している六本木ヒルズと東京ミッドタウンについて、10月末をめどに六本木ヒルズに集約し、家賃コストを削減する。