アジレント・テクノロジーは10月16日、自社の変調解析ソフトウェア「Agilent89601Aベクトル変調解析ソフトウェア」のRFID測定機能を拡張したと発表した。
RFIDがさまざまな用途で使われるようになるにつれ、開発段階では想定していなかった問題が顕在化し、RFIDの解析を柔軟に行うことができるソリューションが求められていた。
同社では、このニーズに応えるため、すでに提供しているRFID解析ソフトウェア「Agilent89601AオプションBHCRFID変調解析」の機能拡張を行い、最新の規格に対応したほか、さまざまな機能強化を行った。
機能拡張の内容では、住民基本台帳カードなどで使用されているISO14443TypeBと物流管理用ICタグなどに利用されているISO15693に対応した。
すでにISO18092NFC、ISO14443TypeA、ISO18000-4Mode1、18000-6TypeA/TypeB/TypeC(EPCglobalClass1Generation2)などの規格にも対応しており、これによりほとんどのRFIDの規格試験に対応することが可能となっている。
販売先はRFIDICメーカ、リーダーライタ機器メーカ、端末メーカで、参考販売価格(税込)は、Agilent89601AオプションBHC955,867円。
なお、シグナルアナライザのハードウェアと、Agilent89601Aソフトウェアが必要となる。
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