ホンダは11月4日、四輪車用オートマチックトランスミッション（自動変速機／AT）とCVT（無段変速機）の生産体制を強化するため、浜松製作所内に四輪車用のトランスミッション新工場を建設すると発表した。
具体的には、現在の二輪車工場（2009年中に熊本製作所へ移管予定）跡地の一部に新工場を建設し、所内にある既存設備を新工場に移設して効率的な生産システムを確立する。
これにより、浜松製作所のATとCVT完成機の生産能力は、現在の70万基から110万基に拡大する。新工場は2010年内に稼働し、約140億円を投資する。
浜松製作所は今後も、米国やインドネシア、中国の各AT生産拠点との連携を深めていく。
浜松製作所の概要
稼働開始：1954年4月（細江工場／2001年9月）
所在地：静岡県浜松市
土地面積：21万2,000㎡（細江工場／23万m2）
生産品目：中・大型二輪車エンジン（2009年中に熊本製作所へ移管予定）、四輪車用トランスミッション、船外機（細江工場）
従業員数：約3,000人
