パナソニックと三洋電機は11月7日、資本・業務両面で提携するための協議を開始することで合意したと発表した。パナソニックの三洋電機子会社化が前提で、両社の経営ノウハウや経営資源を共有化し、協業で競争力を強化することが狙い。
提携が実現すると、エナジー事業領域での補完的技術協力や、三洋電機のパナソニックのグローバル販売網を通じたソーラー事業拡販が行えるようになる。エレクトロニクス事業領域、エコロジー事業領域では、双方の商品ラインナップ拡充や販売網が相互に活用でき、技術協力で製造・開発コストの削減が見込まれる。調達面では共同購買推進による効率化、パナソニックのコスト削減の取り組みの三洋電機への転用も可能。
両社は今後実行プロジェクトチームを立ち上げ、専門的な協議に入る。12月末には進捗状況を開示するとしている。
