ダイワボウとダイワボウ情報システムは11月17日、2009年3月1日に株式交換によりDISをダイワボウの完全子会社とすることを決め、株式交換契約を締結した。
事業面において、ITを活用した繊維事業におけるサプライチェーンの構築。DISが開発したIT業界最大規模の電子商取引（BtoB）システム「IDATEN（韋駄天）」を基盤として新たな情報プラットフォームを構築することで、グループのエンドユーザー向けに直接販売のチャネルを拡大させ、また中小アパレルにもこのダイレクトな販売システム（BtoB、またはBtoC）を開放することにより、繊維事業の活性化とDIS物流網の更なる活用を図ることも可能となる。
将来的にはDISがダイワボウグループの海外拠点の人材や人脈、海外物流機能や輸入業務のノウハウを有効活用することにより、更なるビジネス展開も見込んでいる。
なお、経営統合後は、総務、人事、財務、情報処理、物流など間接業務領域で、グループのバックオフィス業務を受託する新たなシェアードサービス会社を共同で設立し、業務効率の向上と間接費（人件費・経費）の抑制を図るとともに、将来的には業務処理システムや通信・物流ネットワークなどのインフラの相互活用によりグループ外での業務受託を拡大することも検討している。
