三菱重工業は11月26日、中国・大連にフォークリフトの製造会社「三菱重工叉車製造(大連)有限公司」(仮称)を設立すると発表した。大連市の大連経済技術開発区内に設立し、資本金は約39億円(三菱重工全額出資)。工場の着工は2009年3月、稼働開始は2009年内を予定している。
大連有限公司は、最新モデルの1~3トンクラスのフォークリフトを生産。さし当たって中国市場向けに供給する。生産が軌道に乗るまでは基幹コンポーネントを日本から供給し、溶接主要部品は現地生産でまかなう。
その他の板金部品など工場近隣の日系企業などから調達し、中国国内の主要拠点にも新工場から供給していく。事業全体が安定的になったと判断された時点で徐々に生産機種を拡大、供給先も中国国内から、ロシア・CIS諸国、東南アジアなどに拡大を検討する。