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三菱重工/欧州印刷機械販売体制を全面見直し

2009年09月14日/国際

三菱重工業は9月14日、欧州での印刷機械の販売・サービス体制を全面的に見直すと発表した。

具体的には、子会社の現地専業販社2社が運営してきた従来の販売体制を改める。欧州拠点の三菱重工ヨーロッパ(MHIE)の事業として推進するとともに、欧州全域での販売拠点代理店化を図っていく。

収益を確実に確保できる事業体制を構築し、機動的な運営を図るのが狙い。9月に新体制を本格稼働させる。同時に、専業販社2社は清算する。

欧州での印刷機械事業はこれまで、英国ではMLP-UKが直販で、欧州大陸については、MLPEUROPEが直販(フランス)と代理店販売(その他地域)でそれぞれ対応してきた。経済状況の悪化に伴い、需要の伸長が当面見込めないため、固定費を削減。景気変動リスクを最小化する目的で、同地域の直販を中止し、販売・サービスの代理店化を図ることを決めた。新たに代理店を統括する機能をMHIE印刷機械事業部として発足させることにした。

MHIE印刷機械事業部は、英国ウエスト・ヨークシャー地方の主要都市リーズに拠点を持つ。代理店化の推進・拡大に注力するとともに、反転機の新機種を投入して品ぞろえを強化。欧州市場の需要を取り込む考えだ。ショールームとパーツセンターを一元化することで効率化を推進。部品即納率を高めるなどしてパーツ販売を拡大し、安定的収益源の柱とする。

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